Yuichiro_S の Twitterでは文字数が足りないもの

Twitterに書くには向いてないことを書きます。文字数制限だとか、検索に引っかからないだとか、流れてしまって読んでもらえないだとか。

Buffalo WZR-HP-AG300H に dd-wrt を入れた話

概要

Buffalo WZR-HP-AG300H に dd-wrt を入れた話,なのだけれども,記事にするには基本的にあっさりいきすぎているし,そのわりには謎のバグも踏んでいる.そして,未だにそれの解決方法がわからないので,記事にするのはそれを解決してからと思っていたが,2週間以上経ってしまったので,いい加減にとりあえず書いておこうかと思ったわけである.

dd-wrt化してよかったこと

事前に分かっていたこと

出力を自由自在に絞れること以外は,Buffalo の純正ファームだって dd-wrt ベースなので,そこまで期待していなかった.なんか違法に高出力にできるらしいけれども,別に一人暮らしで高出力にしても何も使いどころがないし,なにより違法である.違法に高出力なルータって響きだけはいいですね.

実際に使って分かったこと

純正ファームでは見られないレベルでステータスやログが見られる.Load Average,空きメモリ,コネクション数,Wi-Fiのクライアント毎のリンク速度とシグナルとノイズの強さにSN比,あと転送量のグラフとかがWebから確認できる.syslogとかは純正ファームにもあるはず.

dd-wrt化して微妙だと思ったこと

起動がめちゃくちゃ遅い.3分とか平気でかかる.最後のPPPoEコネクション張るまでが長い.起動し終わったと思っても繋がっていない. 無線まわりを中心に,設定を変更すると応答しなくなる,電源断からの再起動を2回しないと正常起動しない.設定は変更されるけれども.これがはじめに書いた謎のバグ.つまり,設定変更に3分*2くらいかかる.

まぁ,起動してしまえば軽快そのものである.

実際にやったこと

買うルータを選ぶ

Router Database | www.dd-wrt.com で対応機種を見て,Table of Hardware - OpenWrt Wikiなどの wiki でハードウェアスペックとか見て悩む.

とりあえず5GHz帯があることを条件にしていた.メモリの容量が多いといろいろと楽らしい.

どのバージョンを入れるか悩む

最新版はこわい(個人的に).Timeline – DD-WRT でチケットを追って,どの辺りのバージョンを入れれば安泰っぽいか考える.DD-WRT v24-sp2 (02/11/13) std - build 20675 にした.コアライブラリのバージョンアップの直前なので.

ダウンロードして焼く

(ftp://ftp.dd-wrt.com/others/eko/BrainSlayer-V24-preSP2/2013/02-11-2013-r20675/buffalo_wzr-hp-ag300h/) から (ftp://ftp.dd-wrt.com/others/eko/BrainSlayer-V24-preSP2/2013/02-11-2013-r20675/buffalo_wzr-hp-ag300h/buffalo_to_ddwrt_webflash-MULTI.bin) をダウンロードして,普通に公式ファームウェアの設定画面から焼く. どうしてこんな簡単に焼けるのかについては謎だけれども Buffalo がわざわざアホなことをしてくれている.

普通に設定する

もう焼いてしまえば純正ファームと変わらない.ただ機能が少し多くて不安定なだけである. わからない設定項目は dd-wrtのwiki などを見ながらさっさと設定をする.ここで何回も応答しなくなって面倒ではあったが不安定なだけである.

疑問が残っている場所

Antenna Gain

調べると,ハードウェアに付いてるアンテナの特性の数字を入力するものらしい.3dBiと入力するのが正しいはずだが, 0dBiじゃないとリンクが非常に不安定になる.謎い.

設定すると応答しなくなる

もしかしてWebからじゃなくてsshとかtelnetとか使って設定すれば回避できるのかもしれない,とか思っているうちに設定が終わってしまった.

感想

基礎知識があれば失敗のしようがないと思いました.
ググると出てくるブログが,違法な高出力に惹かれて,ネットワークの基礎知識もないのにいじくり回してるようなものが多くて,ああ,検索ノイズだなぁ,と思いました.
中身はLinuxですし.たいしたことないです.

今後のなんちゃら

せっかくUSBポートついてるので,sshfs入れてNASにでもしてみますかね.あまり性能的に余裕がなさそうですけれども.