Yuichiro_S の Twitterでは文字数が足りないもの

Twitterに書くには向いてないことを書きます。文字数制限だとか、検索に引っかからないだとか、流れてしまって読んでもらえないだとか。

Intel I219-V を Linux で使う方法

ASUS H170 PRO GAMING を買ったら、オンボードNIC Intel I219-V が新しすぎて Linux 上で動かなかったので、備忘録として。

ark.intel.com

結論としては、新しめのe1000eで動きます。

Linux Mint 17.2 kernel 3.16 (Ubuntu 14.04ベース? すみませんよく分かってません)
Gentoo Linux gentoo-sources-4.0.5
では動かない、
Ubuntu 15.04 kernel 3.19
では動く。

[net-next 01/16] e1000e: initial support for i219 — Linux Network Development
これが2015/02/22なので、Ubuntuはドライバをバックポートしたりしてるんですかね……

# lspci -vk
00:1f.6 Ethernet controller: Intel Corporation Ethernet Connection (2) I219-V (rev 31)
        Subsystem: ASUSTeK Computer Inc. Ethernet Connection (2) I219-V
        Flags: bus master, fast devsel, latency 0, IRQ 123
        Memory at df200000 (32-bit, non-prefetchable) [size=128K]
        Capabilities: <access denied>
        Kernel driver in use: e1000e

vanilla kernel 4.2 と gentoo-sources-4.2.0 では何もしなくてもe1000eがロードされて認識されました。

$ zcat /proc/config.gz |grep E1000E
CONFIG_E1000E=y

4ポートUSB OTGケーブル買ってみたらだめだった

概要

を買ってみました。 大雑把なレビューです。
結論から先に言うと、ぜんぜんだめです。

全体図 f:id:Yuichiro_S:20150706131633j:plain 端末側 microUSBf:id:Yuichiro_S:20150706131751j:plain 電源供給 microUSB(加工精度見た目最悪ですが普通にささります)f:id:Yuichiro_S:20150706131902j:plain 機器側(なぜか裏表が統一されていない) f:id:Yuichiro_S:20150706131821j:plain 切り替えスイッチf:id:Yuichiro_S:20150706131922j:plain

切り替えスイッチの挙動

Chargeモードで電源供給端子から機器へ電源供給、OTGモードではされない f:id:Yuichiro_S:20150706132749j:plainf:id:Yuichiro_S:20150706132612j:plain

OTGモードで端末から機器へ電源供給、Chargeモードではされない f:id:Yuichiro_S:20150706134514j:plainf:id:Yuichiro_S:20150706134428j:plain

電源供給のUSB端子から端末側のUSB端子にはデータ線はつながってません。

### 問題 充電しながらOTGでキーボードとかをぶら下げて、キーボードとかへの給電は外部から、という 思い描いていた使い方はできないようです。

Nexus7 (2012) での挙動: Chargeモードでは充電しかできない。OTGモードでは単なるハブ付きOTGケーブルとして働く。
Zenfone5での挙動: ChargeモードでもOTGモードでもOTGケーブルとして働く。Chargeモードなら機器への電源供給は外部から行われる。端末への充電はされない。

こういう感じです。コレジャナイ いろいろ試してたら異常に発熱しだして、他に何も繋いでないのに0.4A流れる状態になったので、見限ることにしました。

というわけで分解

f:id:Yuichiro_S:20150706143937j:plainf:id:Yuichiro_S:20150706143917j:plain (この電源のつなぎかたはアカン)

f:id:Yuichiro_S:20150706145941j:plain ああああああ逆流してりゅううううう

以上です

シリコンゴムの劣化した Etymotic Research ER20 を、再び使えるようにした話

Etymotic Research ER20 とは

ライブとか楽器演奏とかの場面において、耳を守りたいけど、耳栓を使うと音が変わってしまう! というわがままに答えてくれる耳栓です。

Etymotic Research | ETY•Plugs® Earplugs

サウンドハウスで4年前くらいに買いました。 若干高域が曇る気はしますが、概ね音を壊さずに音量だけを下げてくれます。 商品説明のどこにもそんなことは書いてありませんが、音ゲーにも便利です。

この方法を思いついたきっかけ

ER20XSという新製品が出まして、買おうかな、どうしようかな、と眺めていると

Etymotic Research | ER•20®XS High-Fidelity Earplugs - Hearing Protection - Consumer

交換部品について書かれていることに気付きました。あれ、交換できるのか……

本題

バラしてサクッと交換します。

分解

外側のパイプを外します。 f:id:Yuichiro_S:20150603214345j:plain 外しました。 f:id:Yuichiro_S:20150603214409j:plain シリコンゴム部分を外します。 f:id:Yuichiro_S:20150603214503j:plain 外しました。

ダンパーを確認する(憶測)

このパイプの中の薄っぺらい円がダンパーのようです。
これが音量を下げているようです。
シリコン部分はいわばおまけです。
※憶測です! f:id:Yuichiro_S:20150603214555j:plainf:id:Yuichiro_S:20150603214608j:plain

組み立て

適当なカナル型イヤホン用のイヤーピースを使うのでいいと思います。
ここでは、audio-technicaのファインフィットイヤーピースを使いました。 f:id:Yuichiro_S:20150603214814j:plain

テスト

テストと言っても、これを耳に挿入して、ヘッドフォンで音量を上げて、聴感を確認するだけです。
そこそこ自然な鳴り方だけれども、少し低音寄りかな、14kHzより上があんまり出てないかなぁ、という感じで、概ねオリジナルと同じだと思います。
ソニーのノイズアイソレーションイヤーピースとか使うと違う傾向になったりするのかもしれません。

まとめ

こんな製品を持っている人間は、カナル型イヤホンのイヤーピースなんて余らせているはずなので、実質ゼロ円で実行できるわけで、まぁいいんじゃないかな、と思います。

freshplayerplugin: PepperFlash on Firefox

LinuxでもFirefoxで最新のFlash Playerが使いたい!

Linuxにおいて、WebブラウザのFlash Playerプラグインは2種類あります。
Adobeから直接提供されているNPAPIプラグインと、Google Chromeに同梱されている PPAPIプラグイン (Pepper Flash) です。

NPAPIプラグインに関してはセキュリティフィックス以外のサポートが打ち切られ、 非常に古いバージョン11のみが提供されています。
一方、PPAPIプラグインは最新のバージョン16が提供されています。

通常はPPAPIプラグインが使用できるのはChromeベースのブラウザのみです。 ChromeであるとかChromiumであるとかVivaldiであるとかです。(関係ありませんがVivaldiには大変期待しております。)

NPAPIプラグインにしか対応していないブラウザにおいて、最新バージョンのFlash Playerが使いたいなら、 freshplayerpluginというラッパーっぽいものを使うことで、PepperFlashを利用することが可能です。

この記事はamd64環境のGentoo Linux環境で試したことについて書かれています。

インストール方法

ソースコード

githubにあります。 GitHub - i-rinat/freshplayerplugin: ppapi2npapi compatibility layer

Gentooでのインストール

betagarden overlayにあります。layman -a betagarden してemergeしてください。
~amd64になってるので/etc/portage/package.keywordsを適宜修正する必要があるかもしれません。emerge --autounmask-writeとかするといいと思います。

私の環境では www-plugins/chrome-binary-plugins:beta がインストールされているので、/etc/freshwrapper.conf を修正する必要がありました。
www-plugins/chrome-binary-plugins:stable をお使いの方は修正する必要がないかもしれません。

# Path to the Pepper Flash plugin
#pepperflash_path = "/opt/google/chrome/PepperFlash/libpepflashplayer.so"
pepperflash_path = "/opt/google/chrome-beta/PepperFlash/libpepflashplayer.so"

手元で動かしてみての雑感

概ねいい感じに動いています。

おわりに

Flash Playerとかいうものからは早く脱却したほうがいいんじゃないでしょうか……

自己流のローストビーフの作り方です

はじめに

口内炎が痛すぎて、ストレスフルで、肉の塊がどうしても食べたくてローストビーフを作ったんですが、暇ですしクリスマスも近いんで、作り方を書いてみようと思います。

用意するもの

温度の調節できるオーブン

すみませんがこれがない場合のやりかたは分かりません。

牛ももブロック

大きくて厚さというか太さが均一なものがいいです。
あんまり脂身が多くないほうが個人的にはいいと思います。

いい塩

大事です。すごく。
もらいもののピンク色の岩塩があったので使いましたが、普段はMOTHIAの塩を使ってます。
混ぜもののない塩を使う前提でこれを書いています。化学調味料とかハーブとかの入っていないやつです。

挽きたての黒胡椒

大事です。すごく。
ミルがなかったら叩き潰せばいいと思います。袋に入れてビンの底で叩くとか。

セロリと玉ねぎとにんじん

普通ので大丈夫です。

下準備

肉を常温に戻す

ここだけは絶対に手を抜いてはいけません。 内側までちゃんと常温に戻します。

野菜を刻む

根性でみじん切りにします。
恵まれた人はフードプロセッサを使いましょう。

肉に下味を付ける

塩と胡椒をゴリゴリ塗り込みます。

最後の下準備

オーブンに入れるトレイに野菜を敷いて肉を乗せます。

焼き

外側

  • 180℃に予熱したオーブンに肉を乗せたトレイを入れて10分位焼きます。
  • 取り出して上下を返して5分位焼きます。肉が干からびないように適当に野菜を下から抜いて上にも乗せておきましょう。

内側まで

  • そのままオーブンを120℃に下げて、肉の厚さが5cmくらいだったら1時間くらい焼きます。
  • 竹串をさして肉汁がだばーっと出てきたら焼けてます。経験が少ないうちは確認しながら焼きましょう。

仕上げ

オーブンから取り出して冷ます

冷めるまでは肉を切ってはいけません。 竹串をさして肉汁がだばーっと出てきたでしょう? 冷める前に切ると、切り口からあんな感じで肉汁がだばーっと出ます。出ちゃいます。我慢して内側まで冷まします。

ソースを作る

みじん切りの野菜をフライパンに入れて赤ワインを入れて適当に煮てから絞ります。
肉に塗り込んだ塩のぶんで味はついてると思いますが、足りないなら少しだけ塩を足します。

食べる

バケットとかサラダとかスープとか用意して食べましょう。
え? 一緒に食べる相手がいない? ばっかお前……俺がついてるだろ。
泣いてないです。

スマホの画面の細かい傷を消す方法

スマホの細かい傷を消すことに成功したので、記事にしてみました。
電動ドリルで力技で解決するシリーズ=ぱーと2 です。

LG L-01E (Optimus Gのドコモモデル) で傷を消せました。
光の具合しだいでは白く浮いて見える程度の細かい傷だけに有効な方法だと思います。

ゴリラガラスやらなんやらのイケてるガラスでも、砂が付いた指でフリック入力とかすると、細かい傷がついてしまいますね。
私の端末も、フリック入力に使うエリアだけがうっすら白く……

電動ドリルに

こういうのをつけて、本当はガラス用コンパウンドを使うべきなんでしょうが、とりあえず普段使ってる歯磨き粉

Ora2(オーラツー) ステインクリア ペースト (ナチュラルミント) 130g (医薬部外品)

Ora2(オーラツー) ステインクリア ペースト (ナチュラルミント) 130g (医薬部外品)

をつけて、ぶいーん、と磨けば消えました。 防水端末のかたも、防水端末じゃないかたも、浸水にはくれぐれもご注意を。

仕上げにはいつものこれ!

これだけです。幸せです。
ではでは〜

AndroidのKindleアプリで日本語フォントが正常にダウンロードされない

Kindleで日本語フォントが正常にダウンロードされない端末があるようです。
というか、うちのスマホがそうなります。

Kindle for Androidでフォントの選択肢から『明朝』が消えた - バニラソルト
Kindle for Android でフォントに “明朝” が選べなくなったときの対処 | kurokobo.com

あたりに解決法が書いてあります。

完全に書いてある通りのやり方で日本語フォントがダウンロードできるかどうかはKindleアプリのバージョンにも依存するようで、 Kindleアプリを更新したら手元で挙動が変わりました。

要するに、適当な辞書をダウンロードし、中国語フォントが必要だとKindleアプリが判断するのに十分な量の中国語を表示させると、中国語フォントのついでに日本語フォントもダウンロードされる、ということのようです。 通知エリアに “日本語フォントをダウンロード” と表示されたものを実行しないとダウンロードされないパターンもあります。

ところが、これだけだと、日本語フォントを使ってほしい一部の文字が中国語フォントで表示されてしまいます。

そこで、Kindleアプリのフォントの保存パス以下をいじります。

sdcard/Android/data/com.amazon.kindle/files/fonts 以下に ja/ と zn/ というディレクトリがあります。 sdcard/Android/data/com.amazon.kindle/files/fonts/ja/system_fonts.xml というファイルの記述が、正常に日本語フォントをダウンロードしたKindleアプリと違っています。

sdcard/Android/data/com.amazon.kindle/files/fonts/zn/ ディレクトリを削除して中国語フォントを削除するか(中国語の書籍は読めなくなります)、ja/system_fonts.xml を正常な端末からコピーすることで(こちらは中国語の書籍も読めます)解決できます。


/system/etc/fallback_fonts.xml あたりの記述によって、Kindleアプリが日本語フォントが必要ないと判断すると、この問題が起きるのではないか、と推測しています。
sdcard/ndroid/data/com.amazon.kindle/files/fonts/ja/system_fonts.xml を適切に記述することで、より幸せになれるはずですが、これに関してはきちんと調べていないので、気が向けば書こうと思います。